デジタル大辞泉 「伸し上げる」の意味・読み・例文・類語 のし‐あ・げる【▽伸し上げる】 [動ガ下一][文]のしあ・ぐ[ガ下二]1 高い地位などにのぼらせる。「身代を―・げる」2 のびあがらせる。「恵比寿様の冠みたいな頭を―・げて」〈中勘助・銀の匙〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「伸し上げる」の意味・読み・例文・類語 のし‐あ・げる【伸上】 〘 他動詞 ガ下一段活用 〙 [ 文語形 ]のしあ・ぐ 〘 他動詞 ガ下二段活用 〙① 上に伸ばす。[初出の実例]「鵞鳥が〈略〉恵比寿様の冠みたいな頭をのしあげてがわがわ追ってくる」(出典:銀の匙(1913‐15)〈中勘助〉前)② 他をおさえて地位を進ませる。身代をゆたかにさせる。[初出の実例]「文七は素人のやうに買ひで儲ける。買ひ一方で一途にのしあげて来たのであるから」(出典:家族会議(1935)〈横光利一〉)③ さんざんになぐりつけることをいう俗語。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例