伸過(読み)のびすぎる

精選版 日本国語大辞典 「伸過」の意味・読み・例文・類語

のび‐す・ぎる【伸過】

〘自ガ上一〙
一定の限度以上に伸びる。必要以上に伸びる。
※頑な今日(1963)〈島尾敏雄〉「のび過ぎるほどのびた鼻梁構造が」
② (舌の根が延びすぎる意から) 出すぎたことを言う。高慢なことを言う。口が過ぎる。
浄瑠璃信州川中島合戦(1721)一「ま一度言へ、のび過た舌の根切下げん」
③ (鼻の下がのびすぎる意から) 異性に甘すぎる。
人情本・孝女二葉錦(1829)二「やらうと思って買て来たが、十袋ばかり遣やせうと、出してやったも伸(ノビ)すぎたがノ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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