似せ(読み)にせ

精選版 日本国語大辞典 「似せ」の意味・読み・例文・類語

にせ【偽・贋・似】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「にせる(似)」の連用形名詞化 ) 本物ににせて作ること。また、そのもの。にせもの。
    1. [初出の実例]「名筆の草(さう)にかき捨てたるもの、にせは成るべからず」(出典申楽談儀(1430)四)
    2. 「なに罪人の落書だなんて当になったもんぢゃありません、贋も大分ありまさあね」(出典:倫敦塔(1905)〈夏目漱石〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む