似非たり(読み)えせたり

精選版 日本国語大辞典 「似非たり」の意味・読み・例文・類語

えせ‐・たり【似非たり】

連語〙 ふとどきである。また、あるべき性質、才能技量などが欠けている、あるいは劣っている。
四季物語(14C中頃か)四月「蛙といふものは、えせたるむしにて」
[補注]「えせ」は形容動詞語幹とみるべきであるか、動詞の連用形とみるべきであるかは明らかでない。→似非(えせ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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