伽羅の枕(読み)キャラノマクラ

デジタル大辞泉 「伽羅の枕」の意味・読み・例文・類語

きゃら‐の‐まくら【×伽羅の枕】

香をたく引き出しをつけた木枕江戸時代遊女などが用いた。また、はなはだしいぜいたくのたとえにいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「伽羅の枕」の意味・読み・例文・類語

きゃら【伽羅】 の 枕(まくら)

  1. 伽羅をたく引き出しのついている木枕。また、はなはだしい贅沢(ぜいたく)のたとえにいう。伽羅枕
    1. [初出の実例]「此大臣は死時よく、財宝まんぞくにのこりて跡とりの仕合(しあはせ)なり。是は自然と焼とまりたる伽羅のまくら物語ぞかし」(出典浮世草子・好色盛衰記(1688)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

スキマバイト

働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...

スキマバイトの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android