死時(読み)しじ

精選版 日本国語大辞典 「死時」の意味・読み・例文・類語

し‐じ【死時】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 死にぎわ。臨終のとき。
    1. [初出の実例]「この行持を不退転ならん形骸髑髏は、生時死時、おなじく七宝塔にをさめ」(出典:正法眼蔵(1231‐53)行持)
  3. 死んだ日時
    1. [初出の実例]「忘れて居る乃木大将の死時(シジ)年齢等を口が速かに答へたと云ふ事も」(出典:裸に虱なし(1920)〈宮武外骨大本教で云ふ神憑)

しに‐どき【死時】

  1. 〘 名詞 〙 死ぬとき。死ぬべき時機。死ぬのにもっともふさわしい機会。しじ

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

デジタル貿易

国境を越えて、データや情報の移転を伴う商取引の総称。ECサイトやコンテンツ配信サービスの利用、国外にある宿泊施設の予約など、インターネットを基盤とし、電子的または物理的に提供される製品・サービス全般を...

デジタル貿易の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android