低位泥炭土(読み)ていいでいたんど

最新 地学事典 「低位泥炭土」の解説

ていいでいたんど
低位泥炭土

lowmoor peat soils

泥炭発達の初期段階で,浮遊植物遺体の堆積後にヨシ,マコモ,ハンノキ,大型スゲ類などの抽水植物遺体が堆積して生成される低位泥炭を主とする泥炭土。低位泥炭は地下水面よりやや低いか,ほぼ一致した所に形成され,無機養分の供給が多い。富栄養条件下で生成されるので,富栄養泥炭あるいは鉱質栄養泥炭とも呼ばれる。低位泥炭土は日本の泥炭土中で最も広範囲に分布。北海道の低位泥炭土の総面積は190, 900ha。低位泥炭土は,FAO/UNESCOのFibric Histosols, USA土壌分類のMedihemistsあるいはMedisapristsにほぼ相当する。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 近藤

世界大百科事典(旧版)内の低位泥炭土の言及

【土壌型】より

…これらについては〈熱帯黒色土壌〉の項目を参照されたい。 泥炭のようにほとんど植物遺体からなる有機質の母材から生成した土壌型には,低位泥炭土,中間泥炭土,高位泥炭土などがある。低位泥炭土はヨシ,マコモ,ハンノキなどの遺体からなり,自然堤防や海岸砂丘の後背湿地や山地の低湿地などに生成している。…

※「低位泥炭土」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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