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泥炭土 でいたんどpeat soil

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

泥炭土
でいたんど
peat soil

泥炭母材として生成した土壌地表下 1m以浅に未分解の泥炭層を有し,地表部分の分解が進んで土壌化したもの。通常表土でも 50%以上の有機物含有率を示し,農業生産力は低い。低位から高位の各種泥炭地に生じ,地下水位が浅いためグライ層を伴っている。黒泥土とともに有機質土壌と称される。

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岩石学辞典の解説

泥炭土

植物の破片を極端に多量に含む土壌で,水分が過剰の条件で形成されたものである[Glinka : 1914, Robinson : 1924].

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大辞林 第三版の解説

でいたんど【泥炭土】

泥炭からできている有機質土壌。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

泥炭土
でいたんど
bog soilpeat soil

湿原や低湿地の湿性植物(アシ、マコモ、ガマ、ハンノキなど)の遺体が分解されずに、植物組織を残したまま水底に蓄積されて泥炭となったのち、水位の低下あるいは泥土の流入により、泥炭層の上部が酸化分解による風化を受け始めると、泥炭を母材とする土壌の生成がおこる。泥炭土は、泥炭の分解がかなり進んで、植物組織が見分けられなくなった状態(黒泥とよぶ)にあるものが土壌化した黒泥土とともに、有機物含有率が高く(50%以上)、地表に近い部分まで過湿のグライ層位をもち、多くは強酸性である。高山の小起伏地と高緯度地方の低地に泥炭の堆積(たいせき)がおこるが、開発の可能な低地や低い台地では、排水管理や泥炭層の剥離(はくり)、あるいは無機質材料の客土などの土地改良工事が必要とされる。[浅海重夫]

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世界大百科事典内の泥炭土の言及

【不良土】より

…土壌本来の性質,あるいはその後の土壌管理によってもたらされた性質になんらかの欠陥があるために,作物の生育が抑制されている土壌をいう。不良土には酸性土壌,不良火山灰土,泥炭土,重粘土,砂質または礫質土(れきしつど),微量要素欠乏土などがあるが,必ずしもこれらの土壌に限って用いられるものではなく,作物の生産性が低い低位生産畑と同意に解釈される場合もある。 日本の不良土の分布は広く,畑地総面積の約半分に及んでいるが,不良土のなかでも不良火山灰土と酸性土壌の占める割合が圧倒的に多い。…

※「泥炭土」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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