低湿地遺跡(読み)ていしっちいせき

最新 地学事典 「低湿地遺跡」の解説

ていしっちいせき
低湿地遺跡

wetland site ,waterlogged site

過去・現在を問わず,所与遺跡が何らかの形で水の影響を被って湿地状態をなしている場合の総称。1)池や湖,2)沼沢地,3)泥炭地,4)かつて乾燥地であったがその後の水位上昇によって湿地化した場合などが含まれる。4)を排除しないほうが研究の具体的戦略上有効である。現在は乾燥地でも,発掘の結果かつて低湿地であったことが解明された遺跡はこれに含める。低湿地遺跡は,有機質試料の保存が良く,考古学的情報量が豊富である。泥炭層遺跡も含まれる。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 小野

世界大百科事典(旧版)内の低湿地遺跡の言及

【泥炭層遺跡】より

…植物遺体を多量に含む粘土,砂からなる遺物包含層を,日本考古学では,〈泥炭層〉あるいは特殊泥炭層などとよび,その遺跡を泥炭層遺跡あるいは低湿地遺跡とよんでいる。しかし,本来泥炭とは,植物遺体で構成されており,乾燥すればひじょうに軽くなり,かつ燃料となるものであるから,粘土・砂を多く含む遺物包含層をこの名でよぶことは不適当である。…

※「低湿地遺跡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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