病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 「低用量ピルの種類」の解説
低用量ピルの種類
低用量ピルは、ホルモン量の変化段階から3つに分けられます。服用する錠剤のすべてのものが一定量のエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲストーゲン(黄体ホルモン)からなる一相性ピルのほかに、月経周期をまねてデザインされた二相性ピル、三相性ピルがあります。
二相性ピルや三相性ピルは、エストロゲンやプロゲストーゲンの量を段階的に変化させて服用するもので、これにより1周期あたりのホルモンの服用量を減らすとともに、副作用の軽減がはかられています。
二相性ピルは、服用する全錠剤に同量のエストロゲンを配合し、プロゲストーゲンのほうは途中1回だけ増量するようになっています。
三相性ピルは、避妊効果をいっそう確実にし、より生理的なホルモン環境をえるために計3種類の組み合わせとなっています。
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