住み浮かる(読み)スミウカル

デジタル大辞泉 「住み浮かる」の意味・読み・例文・類語

すみ‐うか・る【住み浮かる】

[動ラ下二]一定の家や場所に住まないでさすらう。
「此の耳売りたる僧、南都を―・れて、吾妻の方にすみ侍るが」〈沙石集・七〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「住み浮かる」の意味・読み・例文・類語

すみ‐うか・る【住浮】

  1. 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙 一定の住所に落ち着かないで、あちこちさすらう。
    1. [初出の実例]「縁なくなりてすみうかれにける古郷へ帰りゐける人の許へ」(出典:山家集(12C後)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android