住宅債券(読み)じゅうたくさいけん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「住宅債券」の意味・わかりやすい解説

住宅債券
じゅうたくさいけん

住宅・都市整備公団(→都市基盤整備公団。今日の都市再生機構)および住宅金融公庫(今日の住宅金融支援機構)が発行していた債券。かつて住宅債券という場合は,住宅・都市整備公団が発行していた特別住宅債券をさした。これは住宅購入希望者に対して発行されたもので,債券購入者には公団の分譲住宅募集戸数の一部が優先的に割り当てられたり,定期的に一定回数購入すると分譲戸数に対する当選率が高率となる倍率優遇措置などがとられていた。住宅金融公庫が発行していた住宅金融公庫財形住宅債券は,財形貯蓄を取り扱う金融機関を対象に発行される縁故債(→債券市場)で,公庫の資金調達のためのもの。住宅金融支援機構に移行後も継続して発行されている。住宅金融公庫は,このほか住宅金融公庫住宅宅地債券(→宅地債券)を発行していた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む