佐々木京極氏邸跡
ささききようごくしていあと
室町幕府の四職の一を務めた京極氏の邸。「後鑑」康暦元年(一三七九)三月六日条に「毀
佐々木大膳大夫高秀四条京極宅
」との記事があり、永享一一年(一四三九)六月七日条にも「室町殿渡
御京極宿所
四条京極」とみえ、四条京極にあった。
<資料は省略されています>
という文書からもわかるように、この邸は、佐々木高氏(道誉)が義詮から四条京極の四町を拝領したところから始まる。高氏はこの敷地の一部を時宗四条道場金蓮寺に寄進。応仁の乱以前の状態を描くとされる中昔京師地図には、京極大路の東、四条大路に面して「四条道場」を、その北に「佐々木京極館」を記す。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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