佐井田村(読み)さいだむら

日本歴史地名大系 「佐井田村」の解説

佐井田村
さいだむら

[現在地名]邑久町本庄ほんじよう

土佐とさ村の南、千町せんちよう平野の東端に位置する。南は横尾よこお村、西は下山田しもやまだ村、東は枝村大土井おおどいを経て庄田しようだ村。中世佐井田庄の遺称地。寛永備前国絵図に村名がみえ、高一千五八二石余。正保郷帳に枝村大土井村がみえる。「備陽記」では田畑一一六町三反余、家数一三五・人数八五三。文化年間の「岡山藩領手鑑」では、直高二千二三三石余で家老伊木氏の給地。反別は田一〇一町七反余・畑一四町二反余、家数二一三・人数八六五、牛八四、社方家一、宮四(社領高一石)、土橋三、池一〇(樋守給一石三斗余・一〇人割)、鉄砲留札杭木一、猟師鉄砲二。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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