佐原組新田(読み)さわらぐみしんでん

日本歴史地名大系 「佐原組新田」の解説

佐原組新田
さわらぐみしんでん

[現在地名]東村佐原組新田

利根川と新利根川に挟まれた低地にあり、北は新利根川を隔てて伊佐部いさぶ村・釜井かまい村、東は手賀てが新田。村域に高丸たかまる新田を含む。寛文元年(一六六一)佐原(現千葉県佐原市)の伊能喜右衛門の開拓と伝え、高丸新田は江戸の紙屋五兵衛の開拓と伝える(東村郷土誌)。元禄郷帳の村高は六〇一石余で、新島料しんしまりよう(天領)二一ヵ村の一(佐原市史)。弘化二年(一八四五)の関東御取締役控帳(香取郡誌)によれば、神崎本宿こうざきほんじゆく(現千葉県香取郡神崎町)外五二ヵ村組合に属し、村高六〇一石余、家数三二。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む