佐場野村(読み)さばのむら

日本歴史地名大系 「佐場野村」の解説

佐場野村
さばのむら

[現在地名]福島市飯坂町平野いいざかまちひらの

入江野いりえの村の北東に位置し、北は川を隔てて中野なかの村、東は上飯坂村・平田ひらた村、西は井野目いのめ村に続く。永正一三年(一五一六)四月二三日の伊達稙宗安堵状案(伊達家文書)に「信夫之庄さは野」とみえ、佐藤孫右衛門が長倉方より購入した同地「西東山川共ニ一宇不残」が安堵されている。天文七年(一五三八)の段銭古帳では信夫北しのぶきた郷として「さはの」とみえ、段銭は一貫七〇〇文。同一六年七月伊達稙宗は下飯坂藤三郎(宗長)勲功の賞として「医王寺通東佐葉野郷」の在家一宇を安堵した(同月二三日「伊達稙宗宛行状」水沢下飯坂文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android