宮代(読み)みやしろ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「宮代」の意味・わかりやすい解説

宮代(町)
みやしろ

埼玉県東部、南埼玉郡にある町。1955年(昭和30)百間(もんま)、須賀(すか)の2村が合併、町制施行。東武鉄道伊勢崎(いせさき)線が通じ東武動物公園駅で東武鉄道日光線が分岐する。町名はこの町にある姫宮(ひめみや)・身代(このしろ)神社の2社を合成したもの。古利根(ふるとね)川の沖積低地に位置し、町域は古利根川右岸に広がる。米作蔬菜(そさい)やブドウ巨峰)生産が盛んで、近年、日本工業大学や東武動物公園の開設によって住宅や工場の進出がみられる。面積15.95平方キロメートル、人口3万4147(2020)。

[中山正民]

『『宮代町史』全2巻(2002、2003・宮代町)』


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改訂新版 世界大百科事典 「宮代」の意味・わかりやすい解説

宮代[町] (みやしろ)

埼玉県東部,南埼玉郡の町。人口3万3641(2010)。古利根川西岸低地を占める。町名は当地姫宮神社,身代神社から1字ずつとったもの。東武伊勢崎線・日光線が通じ,東京都心までの交通の便がよいため,1960年代後半から通勤住宅地化した。67年には日本工業大学が移転し,70年代には住宅団地もつくられた。町の中心にある駅名対岸の町名をとって杉戸駅と呼ばれていたが,81年町中央部に東武動物公園が開園したのにともない東武動物公園駅に改称された。農業は米作が大部分だがブドウ栽培も行われる。西光院の本尊,阿弥陀如来像は国の重要文化財
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百科事典マイペディア 「宮代」の意味・わかりやすい解説

宮代[町]【みやしろ】

埼玉県東部,南埼玉郡の町。古(ふる)利根川の西岸に位置し,米,野菜,果樹を産する。特にブドウの巨峰は特産物。東武鉄道が通じ東武動物公園駅は日光線と伊勢崎線の分岐点。東武動物公園がある。15.95km2。3万3641人(2010)。

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