佐村嘉一郎(読み)サムラ カイチロウ

20世紀日本人名事典 「佐村嘉一郎」の解説

佐村 嘉一郎
サムラ カイチロウ

明治〜昭和期の柔道家



生年
明治13(1880)年11月13日

没年
昭和39(1964)年11月6日

出生地
熊本市

主な受賞名〔年〕
紫綬褒章〔昭和39年〕

経歴
竹内三統流の父佐村正明に柔術を習い、明治31年講道館に入った。32年武徳会教授、36年第七高等学校柔道師範、次いで広島高師、武徳会武術専門学校、第八高等学校、福岡高等学校各師範を経て昭和6年上京、講道館指南役となり、嘉納治五郎師範を助け、以後歴代館長に仕えた。大正15年武徳会師範、昭和23年10段。優れた資質と抜群の技を備え、柔道界の重鎮としてその発達に尽くした。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「佐村嘉一郎」の解説

佐村嘉一郎 さむら-かいちろう

1880-1964 明治-昭和時代の柔道家。
明治13年11月13日生まれ。竹内三統流の柔術を父からまなび,講道館に入門。大日本武徳会教授,ついで広島高師などの師範をつとめる。大日本武徳会範士。昭和6年上京し,講道館指南役となり,嘉納(かのう)治五郎師範を補佐した。講道館10段。昭和39年11月6日死去。83歳。熊本県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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