日本歴史地名大系 「佐用村」の解説 佐用村さよむら 兵庫県:佐用郡佐用町佐用村[現在地名]佐用町佐用現佐用町の南部、佐用川中流域の佐用盆地の南部平地と後背丘陵に立地する。福原(ふくはら)・吉福(よしふく)・大坪(おおつぼ)・山平(やまひら)・大願寺(だいがんじ)・秀谷(ひでたに)の六集落がある。古代以来の美作道が通る交通の要衝の当地は、江戸初期には佐用(さよ)宿が置かれ町場が形成された。慶長国絵図に佐用町と吉福がみえる。慶長五年(一六〇〇)池田氏領、同一八年備前岡山藩領、元和元年(一六一五)平福藩領、寛永八年(一六三一)山崎藩領と変遷(「池田氏系図」池田家文庫など)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報