佐用村(読み)さよむら

日本歴史地名大系 「佐用村」の解説

佐用村
さよむら

[現在地名]佐用町佐用

現佐用町の南部、佐用川中流域の佐用盆地の南部平地と後背丘陵に立地する。福原ふくはら吉福よしふく大坪おおつぼ山平やまひら大願寺だいがんじ秀谷ひでたにの六集落がある。古代以来の美作道が通る交通の要衝の当地は、江戸初期には佐用さよ宿が置かれ町場が形成された。慶長国絵図に佐用町と吉福がみえる。慶長五年(一六〇〇)池田氏領、同一八年備前岡山藩領、元和元年(一六一五)平福藩領、寛永八年(一六三一)山崎藩領と変遷(「池田氏系図」池田家文庫など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android