佐知村(読み)さちむら

日本歴史地名大系 「佐知村」の解説

佐知村
さちむら

[現在地名]三光村佐知

山国やまくに道に沿い、東は原口はるぐち村、西は山国川、南は臼木うすぎ村、北は永添ながそい(現中津市)。正平二一年(一三六六)正月二三日の大蔵卿奉書(永弘文書)に「佐鬼翁跡同郡久用壱町・弘光五段事」が、池永四郎へ「高家城料所」として与えられている。正長元年(一四二八)八月一一日の永弘光世番長職等譲状(同文書)には「一所くすの木の屋敷但半分ニおいてハ先年宮成ニ寄府申候了」として「堺事ハ中に大榎木二三本あり、其より西ニ井アリ、上下を本ニ定、中間者浄居庵敷地也、其より佐智大膳居屋敷ノ戊亥のすミ畠地一反廿者、貴船御敷地として光世当知行也、同佐智大膳当時之□屋敷も同光世知行也」とあり、佐智大膳居屋敷が宇佐宮番長の知行地となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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