日本歴史地名大系 「佐突駅」の解説 佐突駅さつちのえき 兵庫県:姫路市旧印南郡地区北宿村佐突駅「続日本後紀」承和六年(八三九)二月二六日条に「播磨国印南郡佐突駅家、依旧建立」とみえ、もとのように造られたことが知られる。ただし「延喜式」兵部省諸国駅伝馬条にはみえないが、地名から同書が記す賀古(かこ)駅と草上(くさのかみ)駅の中間に位置したと考えられる。現別所町佐土(べつしよちようさづち)が遺称地で、その東の別所町北宿(べつしよちようきたじゆく)の小字東壇(ひがしのだん)にある北宿遺跡が駅家推定地である。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報