北宿村(読み)きたじゆくむら

日本歴史地名大系 「北宿村」の解説

北宿村
きたじゆくむら

[現在地名]姫路市別所町北宿べつしよちようきたじゆく

福居ふくい村の東に位置する。村内を東西に山陽道が通る。慶長国絵図に北宿とみえる。正保郷帳によれば田方四一三石余・畑方六六石余。宝永二年(一七〇五)の福居組村々明細帳(原家文書)によれば高六六六石余、反別は田方四二町六反余・畑方一一町余で、免は六ツ九分。ほかに新田畑三三石余・八町一反余がある。小物成として口米・夫米・犬米合せて三七石余、柿渋七升余・請林運上銀六匁余・草藁銀三三七匁余を上納

北宿村
きたじゆくむら

[現在地名]羽島市足近町北宿あぢかちようきたじゆく

南宿村の北東に位置する足近輪中内の村。南は市場いちば村に続く。「濃州徇行記」に「田地は囲堤の内外にあり、民居は堤内に建ならび、(中略)農業を専渡世とし、余力に菅大臣島木綿を織出す者も少しある由」とある。天正一七年(一五八九)一一月一四日「北しゆく」の二一二石余が伊木忠次に宛行われている(「浅野長政・石田三成連署所領充行目録」伊木文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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