佐野猛夫(読み)サノ タケオ

20世紀日本人名事典 「佐野猛夫」の解説

佐野 猛夫
サノ タケオ

昭和・平成期の染色家(ろうけつ染め) 京都市立芸術大学名誉教授



生年
大正2(1913)年10月22日

没年
平成7(1995)年10月2日

出生地
滋賀県

学歴〔年〕
京都市立美術工芸学校図案科〔昭和7年〕卒

主な受賞名〔年〕
日展文部大臣賞「黒い潮」,日本芸術院賞〔昭和48年〕「噴煙の島」,勲四等旭日小綬章〔昭和59年〕,京都府文化賞特別功労賞(第6回)〔昭和63年〕,京都市文化功労者

経歴
昭和8年「天神祭ノ図」で帝展初入選。17年小合友之助、板垣稔次郎と研究会、母由良荘を結成。21年「童女の図」で日展特選。以降絞りを加えるなどろう染めに新手法をとり入れ、水をテーマに「水生」「黒い潮」「噴煙の島」などを制作。36年京都市立美術大学助教授、38年教授を歴任。平成10年京都美術館で遺作展が開催される。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「佐野猛夫」の解説

佐野猛夫 さの-たけお

1913-1995 昭和-平成時代の染色家。
大正2年10月22日生まれ。昭和8年帝展初入選。新文展,日展で活躍,独自のろうけつ染めで受賞をかさね,48年「噴煙の島」で芸術院賞。53年日本新工芸家連盟の結成に参加。京都市立芸大の教授をつとめた。詩人としても活躍。平成7年10月2日死去。81歳。滋賀県出身。京都市美術工芸学校卒。著作に「染色入門」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「佐野猛夫」の解説

佐野 猛夫 (さの たけお)

生年月日:1913年10月22日
昭和時代;平成時代の染色家。京都市立芸術大学教授
1995年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android