日本歴史地名大系 「佐香郷」の解説 佐香郷さかごう 島根県:出雲国楯縫郡佐香郷「和名抄」所載の郷。諸本とも訓を欠くが、サカであろう。「出雲国風土記」によれば楯縫郡四郷の一つで、郡家の東四里余にあり、地名の由来については「佐香の河内に百八十神等集ひ坐して、御厨立て給ひて、酒を醸させ給ひき。即ち百八十日喜讌(さかみづき)して解散け坐しき」とある。佐香浜のほか、現鹿園寺(ろくおんじ)川とされる佐香川があげられ、神名樋(かんなび)山より流れ出るという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by