何かせん(読み)なにかせん

精選版 日本国語大辞典 「何かせん」の意味・読み・例文・類語

なにか【何か】 せん

  1. 一つ行動状態が、何らの効果をも期待できないものと判断される時の、あきらめやいらだたしくとがめだてをする気持を表わす。何になろうか。どんな役にも立たないではないか。全くむだではないか。
    1. [初出の実例]「思ふことならで世中に生きて何かせんと思ひしかば」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))

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