何しかも(読み)なにしかも

精選版 日本国語大辞典 「何しかも」の意味・読み・例文・類語

なにしか【何しか】 も

「なにしか」を強めたいい方。どうしてまた(…なのか)。なぜまた(…するのか)。
万葉(8C後)二・一九六「何然毛(なにしかモ) 吾が大君の 立たせば 玉藻のもころ 臥せば 川藻の如く 靡かひの よろしき君が 朝宮を 忘れ給ふや 夕宮を 背き給ふや」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「何しかも」の意味・読み・例文・類語

なにしか‐も【何しかも】

[連語]なにしか」を強めた言い方。なんでまあ…か。
「たきつ瀬のはやき心を―人めつづみのせきとどむらむ」〈古今・恋三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android