何とて(読み)ナニトテ

デジタル大辞泉 「何とて」の意味・読み・例文・類語

なに‐とて【何とて】

[副]不明な原因動機などを尋ねる意を表す。なぜ。どうして。
「おぬしは、―物言はしまさぬぞ」〈虎清狂・猿座頭

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「何とて」の意味・読み・例文・類語

なに‐とて【何とて】

  1. 〘 副詞 〙
  2. 原因・動機の不明なさま。どういうわけで。なぜ。
    1. [初出の実例]「あしびきの山のかはぎりなにとてか行く人をのみ立ちかくすらん」(出典:貫之集(945頃)三)
  3. どれといって。どうといって。
    1. [初出の実例]「すこしもおどろかずめしふねにのりうつれば、何(ナニ)とて手もなく」(出典浮世草子・西鶴諸国はなし(1685)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。複雑な分子を単純な分子へ分解してゆく過程でエネルギーを獲得する分解代謝または異化 (カ...

代謝の用語解説を読む