何時となし(読み)いつとなし

精選版 日本国語大辞典 「何時となし」の意味・読み・例文・類語

いつ【何時】 と なし

  1. いつという定まった時もない。いつまでもずっとするさま。
    1. [初出の実例]「少輔(せう)いつとなく臥したりければ」(出典落窪物語(10C後)二)
  2. いつのまにか。知らないうちにそうなるさま。いつとはなしに。
    1. [初出の実例]「何となく鏡をみれば、はやいつとなくおとろへ」(出典:狂言記・土産の鏡(1700))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android