余・予(読み)よ

精選版 日本国語大辞典 「余・予」の意味・読み・例文・類語

よ【余・予】

〘代名〙 自称。われ。おのれ。自分平安時代から男子が用い、明治以降も改まった、あるいはやや尊大な表現として用いられた。
九暦‐九暦抄・天暦元年(947)正月二日「予拝礼間、主人答拝、王卿皆立退、数盃後、主人卿・中務卿・予同車参朱雀院」
※京に着ける夕(1907)〈夏目漱石〉「余(ヨ)はいまだに、ぜんざいを食った事がない」 〔書経太甲

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