余蘊(読み)ヨウン

デジタル大辞泉 「余蘊」の意味・読み・例文・類語

よ‐うん【余×蘊】

余分のたくわえ。余った部分。また、不足の部分。余すところ。「余蘊なく記述する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「余蘊」の意味・読み・例文・類語

よ‐うん【余蘊】

  1. 〘 名詞 〙 余分のたくわえ。余ったたくわえ。あまり。残り。また、更につけ加えるべきもの。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「当今の学弊を指摘して余蘊なしと云べし」(出典:偽悪醜日本人(1891)〈三宅雪嶺〉濁〈林辨次郎〉)
    2. [その他の文献]〔宋史‐道学伝序〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android