余蘊(読み)ヨウン

デジタル大辞泉 「余蘊」の意味・読み・例文・類語

よ‐うん【余×蘊】

余分のたくわえ。余った部分。また、不足の部分。余すところ。「余蘊なく記述する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「余蘊」の意味・読み・例文・類語

よ‐うん【余蘊】

  1. 〘 名詞 〙 余分のたくわえ。余ったたくわえ。あまり。残り。また、更につけ加えるべきもの。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「当今の学弊を指摘して余蘊なしと云べし」(出典:偽悪醜日本人(1891)〈三宅雪嶺〉濁〈林辨次郎〉)
    2. [その他の文献]〔宋史‐道学伝序〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android