佚を以て労を待つ(読み)いつをもってろうをまつ

大辞林 第三版の解説

孫子 軍争
味方の鋭気を十分養っておいて、疲れた敵兵にあたらせる。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

故事成語を知る辞典の解説

休養十分の状態で、疲れた敵兵を迎え撃つこと。

[使用例] かれが退いてゆくところを見定めて白旗をかかげ、それを合図として、〈陣構えの崩れたところを攻め給わば、これ即ち、を以てを待つの計となりましょう[吉川英治三国志|1939~43]

[由来] 「孫子―軍争」で説かれている、戦争の際の心得。「自軍の根拠地の近くで、遠くからやってくる敵を迎え撃ち、『佚を以て労を待ち(心身が楽な状態で、疲れた相手を迎え撃ち)』、食糧がしっかりある状態で、食糧の乏しい敵を迎え撃つ」のが肝要だ、と述べています。なお、「佚」は、楽にすること。「労」は、疲れることを表します。

〔異形〕いつを以て労を待つ。

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