白旗(読み)シラハタ

  • しろはた
  • はくき
  • はっき
  • はっき ハク‥
  • はっき〔ハク〕

百科事典マイペディアの解説

軍陣における白旗の使用は平家の赤旗に対する源家の白旗が著名。降伏の印としての白旗は,《日本書紀》の〈神功摂政前紀10月〉,〈欽明23年7月〉の条にみえ,《常陸(ひたち)国風土記》にもみえるが,中国から渡来した風習らしい。なお,第2回ハーグ平和会議に基づいて批准された〈陸戦ノ法規慣例ニ関スル条約〉(1912年)では,白旗を掲げてくるものは軍使で不可侵権をもつ,と規定している。
→関連項目はた(旗/幢/幡/旌)
白旗(しらはた)

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙
① 白い旗。白地の旗。戦争で降伏の意を示すのに用いたり、使者を表わすしるしにしたりする。はっき。しろはた。
※書紀(720)景行一二年九月(寛文版訓)「亦素幡(シラハタ)を船の舳(へ)に樹(た)てて参向(まうき)て啓して曰さく」
※常陸風土記(717‐724頃)行方「是に、寸津毗売(きつひめ)、懼悚(おそ)り心愁(うれ)へ、白幡を表挙(かか)げて、道に迎へて拝(をうが)みまつりき」
② 源氏の旗。平氏が赤旗を用いたのに対する。しろはた。
※平家(13C前)七「山鳩三つ飛び来たって、源氏の白旗の上に翩翻(へんばん)す」
〘名〙 白い旗。しらはた。日本では、昔、平氏の赤旗に対して源氏が用いた。また、戦争で降伏の表示や軍使の標識とする。
※日本外史(1827)二「已而頼朝至河東白旗林立」 〔淮南子‐時則訓〕

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世界大百科事典内の白旗の言及

【旗指物】より

…日本の軍旗の源流とみなされるものは,武士が台頭し,源平の二大武士団が対立抗争した12世紀に現れる。軍記物語にあるのみで明らかではないが,源氏は白旗,平氏は赤旗で,源氏の旗は清浄無垢を示す白地に,源氏の守護神とされ後に軍神とされた八幡神の神号を書き記したもので,家人(けにん)もそれにならい用いた。平氏が滅び源頼朝が征夷大将軍となって政権をとると,身分の差を明らかにするため,いままで用いてきた源氏の旗は将軍のみのものとし,家人らにはこの共通の旗に,ある種の印を付加することによって区別するようにした。…

※「白旗」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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