作り水(読み)ツクリミズ

デジタル大辞泉 「作り水」の意味・読み・例文・類語

つくり‐みず〔‐みづ〕【作り水】

一度沸かしたうえでさました水。湯ざまし。におもい。〈和名抄

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例

精選版 日本国語大辞典 「作り水」の意味・読み・例文・類語

つくり‐みず‥みづ【作水・漿】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 一度わかした水をさましたもの。湯ざまし。におもい。
    1. [初出の実例]「漿(ツクリミツ)」(出典:聖語蔵本中観論平安初期点(850頃))
  3. 赤土の地に穴を掘り、そこに水を入れ、かきまわして、上の澄んだ所をくみ取ったもの。きのこの中毒または霍乱(かくらん)効果があるという。〔多識編(1631)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android