作名(読み)つくりな

精選版 日本国語大辞典 「作名」の意味・読み・例文・類語

つくり‐な【作名】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 本名ほかに本人がみずからつくって用いる名。本人を明示するように用いる場合(号、字(あざな)など)と、本人を隠す目的で用いる場合(偽名)とがある。
    1. [初出の実例]「連歌御作名如何之由尋承〈略〉仍松字可然歟之由令申」(出典:看聞御記‐永享七年(1435)正月二八日)
    2. 「なかうど頼み、つくり名して言ひ入れのたのみ送ったは、此の三五兵衛であったぞや」(出典:浄瑠璃・薩摩歌(1711頃)下)
  3. 草書体の、または図形的な署名。また、その形が署名以外の用途に転用されたものもいう。草名。
    1. [初出の実例]「都維那法師 造名」(出典:内閣文庫所蔵文書‐長保五年(1003)七月一一日・筑前国観世音寺牒案)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む