作渡(読み)つくりわたす

精選版 日本国語大辞典 「作渡」の意味・読み・例文・類語

つくり‐わた・す【作渡】

〘他サ四〙
一座の人がみなつくる。一同につくる。
源氏(1001‐14頃)松風「おのおの絶句などつくりわたして、月はなやかにさしいづるほどに」
② ずっとつくる。遠くまでつくる。向こうまでつくる。
※源氏(1001‐14頃)野分「玉かと輝きてつくりわたせる野辺の色を見るに」
③ つくって渡す。一方から他方にかけ渡してつくる。
※観智院本三宝絵(984)中「葛木山と金峯山とに橋をつくりわたせ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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