作礼而去(読み)さらいにこ

精選版 日本国語大辞典 「作礼而去」の意味・読み・例文・類語

さらい‐にこ【作礼而去】

〘名〙 諸経文の結末の句。仏の説教が終わって聴衆会場を退出するとき、いっしょに仏に礼をすること。
狭衣物語(1069‐77頃か)二「やがてさらいにこまで通しはて給に」 〔法華経‐勧発品〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android