作礼而去(読み)さらいにこ

精選版 日本国語大辞典 「作礼而去」の意味・読み・例文・類語

さらい‐にこ【作礼而去】

  1. 〘 名詞 〙 諸経文の結末の句。仏の説教が終わって聴衆会場を退出するとき、いっしょに仏に礼をすること。
    1. [初出の実例]「やがてさらいにこまで通しはて給に」(出典:狭衣物語(1069‐77頃か)二)
    2. [その他の文献]〔法華経‐勧発品〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android