使立(読み)つかいだて

精選版 日本国語大辞典 「使立」の意味・読み・例文・類語

つかい‐だてつかひ‥【使立】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 使いをよこすこと。使者を立てること。
    1. [初出の実例]「金子が無くばお七をば、くれるか有無の返事をと無体至極の使だて」(出典:浄瑠璃・八百屋お七(1731頃か)中)
  3. 人を使って用事をさせること。→おつかいだて
    1. [初出の実例]「遊ばせるところが、散々、使ひ立てしてしまった」(出典:或殺人(1962)〈森茉莉〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android