例挙(読み)れいこ

精選版 日本国語大辞典 「例挙」の意味・読み・例文・類語

れい‐こ【例挙】

  1. 〘 名詞 〙 出挙(すいこ)で、国によって通例貸し出すために定められている稲の束数。この束数を超過することを加挙(かこ)という。
    1. [初出の実例]「嘗任上野守之時、例挙之外、更申加挙」(出典類聚国史‐六六・薨卒・天長四年(827)四月丁巳)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

山川 日本史小辞典 改訂新版 「例挙」の解説

例挙
れいこ

定挙(ていこ)・見挙(げんこ)とも。10~11世紀に国ごとに定められた正税出挙(しょうぜいすいこ)の規定量。一般に延喜主税式に定められた量(式数)から,国ごとに認められた正税の減額分(減省(げんせい))を差し引いた量にあたる。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android