俄事(読み)ニワカゴト

デジタル大辞泉 「俄事」の意味・読み・例文・類語

にわか‐ごと〔にはか‐〕【×俄事】

急な出来事
「―にて侍る上、おりふし無勢にて」〈古活字本保元・上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「俄事」の意味・読み・例文・類語

にわか‐ごとにはか‥【俄事】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 急な出来事。
    1. [初出の実例]「おもひまうけぬにはか事ではあり、左右の手に刀をもたる様にぞ見えたりける」(出典:平家物語(13C前)五)
  3. 争いけんか確執
    1. [初出の実例]「三階庄下司椿井与片岡披官俄事在之。今日及合戦云々」(出典大乗院寺社雑事記‐明応六年(1497)四月一四日)

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