「執」は漢呉音ともシフで、もともとカクシフと読まれ、古辞書類もほとんどこの読みを記している。しかしシフ(執)は漢語の熟語の上部にきてシッと促音に読まれたため、シツの慣用音を生じ、「確執」もカクシツと読まれるようになった。類語に「固執」があるが、これをコシツと読む例は近世末まで見当たらない。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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