ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「保守革命」の意味・わかりやすい解説 保守革命ほしゅかくめいdie konservative Revolution ワイマール共和国末期の知的・精神的状況を総括した概念。当時広範に受容されていた反ベルサイユ体制=反共和国思想にナショナリズムと独自の社会主義思想を統一させ,自由主義の克服,すなわち,反議会主義,反民主主義,反個人主義,反資本主義,反国際協調主義を基調として,資本主義初期の身分制的社会関係の復活を待望する姿勢と特徴づけられる。保守革命論は元来,相対立する「保守」と「革命」を結合させた特異な思想傾向であり,ナチズムとの関係性において注目されている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by