保春院前丁(読み)ほしゆんいんまえちよう

日本歴史地名大系 「保春院前丁」の解説

保春院前丁
ほしゆんいんまえちよう

[現在地名]仙台市保春院前丁

椌木ごうらぎ通の南にあり、敷地大半は臨済宗の少林山保春院の境内だが、安政仙府絵図では伊達式部殿下屋敷・後藤孫兵衛下屋敷とみえる。同寺院を挟む東西東新ひがししん丁・西新丁がある。同寺院は寛永一二年(一六三五)藩祖政宗の母保春院の十三回忌にあたって建立されたもので、当地は寺屋敷として保春院前と通称されていたものと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android