保賀村(読み)ほうがむら

日本歴史地名大系 「保賀村」の解説

保賀村
ほうがむら

[現在地名]加賀市保賀町

中代なかだい村の南、大聖寺だいしようじ川中流右岸に位置する。地内の保賀廃寺は伽藍配置などは不明であるが、複弁八葉蓮華文軒丸瓦や平瓦・丸瓦が採集されており、創建年代は七世紀後葉(白鳳時代)と考えられている。正保郷帳には「保加村」とみえ、高四三八石余、田方一九町三反余・畑方九町一反余、物成高一七八石、ほかに新田高一一九石余(物成高四三石余)、田方五町二反余・畑方二町四反余。「江沼志稿」では高五一八石余、家数三八・人数一九〇、馬一九。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android