日本歴史地名大系 「市之瀬」の解説 市之瀬いちのせ 滋賀県:甲賀郡甲南町杉谷村市之瀬[現在地名]甲南町杉谷杉谷(すぎたに)村の南出(みなみで)垣内から杉谷川を一キロ余さかのぼったところに位置する垣内。杉谷川によりつくられた谷の両側に集落が広がる。田地は約一一町余で、多くは集落より川下に広がり、川上には細長く続く。家数は二〇軒前後で、神山姓が多く、神山(こうやま)村(現信楽町)から来住したともいう。集落西側に元禄年間(一六八八―一七〇四)に開かれたといわれる浄土宗松安(しようあん)寺、東側に大元(おおもと)神社がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by