信楽古窯跡群(読み)しがらきこようせきぐん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「信楽古窯跡群」の意味・わかりやすい解説

信楽古窯跡群
しがらきこようせきぐん

滋賀県の南端,甲賀市信楽町の南北約 10kmの狭長な盆地周辺の山麓に営まれた著名な中世陶器窯跡群。その源流は近江の鏡谷須恵器窯跡群にある。古窯跡は現在,鎌倉末期から桃山時代にかけて 15群,約 60基が知られている。窯は信楽独特の,焼成室の中央を縦に壁で仕切った双胴式窖窯 (あながま) で,製品は壺,甕,すり鉢などの日常容器類を主としている。器面には長石の吹き出しが多く,赤い火色が出て独特の風格をもっている。また,壺類には肩に信楽特有の檜垣文のあるものが多い。

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