風格(読み)フウカク

デジタル大辞泉 「風格」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「風格」の意味・読み・例文・類語

ふう‐かく【風格】

  1. 〘 名詞 〙
  2. その人の風采と品格。ひとがら。人品。
    1. [初出の実例]「雪清詩思照春庭、風格孤高逼紫冥」(出典:真愚稿(1422頃か)丁酉正月次有章侍者試筆之韻)
    2. 「大臣の風格を備へてゐる」(出典:家族会議(1935)〈横光利一〉)
    3. [その他の文献]〔晉書‐和嶠伝〕
  3. 味わい。独特のおもむき。風趣。
    1. [初出の実例]「漢学者らしい風格の、上手な字で」(出典:或る女(1919)〈有島武郎〉前)
    2. [その他の文献]〔顔氏家訓‐文章〕
  4. 風俗。風習
    1. [初出の実例]「後世の風格(〈注〉フウゾク)を模造するものとなるべし」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「風格」の読み・字形・画数・意味

【風格】ふうかく

ひとがら。品格。〔顔氏家訓、文章〕古人、宏材氣、體度風格り。今を去ること實にし。

字通「風」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android