信達(読み)しんだち

日本大百科全書(ニッポニカ) 「信達」の意味・わかりやすい解説

信達
しんだち

大阪府南西部、泉南市(せんなんし)の一地区。旧信達町。中世信達荘(しょう)の地で、熊野街道沿いに街村状集落が発達する。平安時代熊野詣(もう)での宿駅で、なかでも市場(いちば)は白河(しらかわ)院、堀河(ほりかわ)院の熊野行幸の際の宿泊所であり御所村(ごしょむら)と俗称された。大苗代(おのしろ)に国指定史跡の海会寺(かいえじ)跡と古代史博物館・泉南市埋蔵文化財センターがある。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android