日本歴史地名大系 「御所村」の解説
御所村
ごしよむら
御所村
ごしよむら
[現在地名]上田市大字御所
上田城下を流れる千曲川の対岸(南岸)の村。東と南は
古くは上条とよばれたと考えられている。それは天正六年(一五七八)二月の上諏訪造宮帳(諏訪大社上社文書)に、「二之御柱小県郡小泉郷(中略)上田原郷弐貫百卅文、下条之郷仁貫二百文、上畠之郷八百十二文、中条之郷四貫四百八十文、上之条郷五貫文、小槇之郷壱貫四百文」と記され、慶長一三年(一六〇八)一一月、真田氏の上田領内村々貫高帳にも諏方かた・中上条・中之条・下之条・上田原・築地・神畑の順で村高を記しているから、現在の集落配置と合わせ考え、「上之条」「中上条」は、後の御所村をよんだものであろう。
御所村
ごしよむら
御所村
ごせむら
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報