俯仰天地に愧じず(読み)フギョウテンチニハジズ

デジタル大辞泉 「俯仰天地に愧じず」の意味・読み・例文・類語

俯仰ふぎょう天地てんちじず

《「孟子」尽心上から》天の神に対しても、地の神に対しても、何ら恥ずべきところがない。少しもはじるところがないこと、公明正大であることのたとえ。→仰いで天に愧じず

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「俯仰天地に愧じず」の意味・読み・例文・類語

ふぎょう【俯仰】 天地(てんち)に愧(は)じず

  1. ( 「孟子‐尽心上」の「仰不於天、俯不於人」から ) かえりみて、自分の心や行動に少しもはじるところがない。公明正大で心にやましいところがない。
    1. [初出の実例]「キリストは俯仰天地に恥ぢず、神に対し人に対し一点の罪なく一点の過なし」(出典:信仰之理由(1889)〈小崎弘道〉六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android