倉松村(読み)くらまつむら

日本歴史地名大系 「倉松村」の解説

倉松村
くらまつむら

[現在地名]杉戸町倉松・倉松一―五丁目

清地せいじ村の北、杉戸宿の東に位置する。田園簿に村名がみえ、田高四五一石余・畑高一二七石余で、幕府領。国立史料館本元禄郷帳では旗本青沼・前島・天野三氏の相給。「風土記稿」によると家数五七。日光道中の往還通掃除町場は清地村地内一二二間で(宿村大概帳)、杉戸宿の助郷村であった(享保八年「杉戸町助郷帳」長瀬家文書)。幕府鷹匠頭戸田五助組の捉飼場(文化一五年「捉飼場書上」藤塚村文書)。かつては慶長六年(一六〇一)伊達政宗に与えられた鷹場一〇〇余ヵ村のうちで、寛文元年(一六六一)の鷹場返上まで伊達家がしばしば鷹狩を行っており、貞享元年(一六八四)の久喜鷹場村数覚(伊達家文書)には蔵松村と記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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